留学生の声!! セブ島体験記

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乙武洋匡
Hirotada Ototake

11976年、東京都生まれ。大学在学中に出版した『五体不満足』(講談社)が500万部を超すベストセラーとなり、注目を集める。1999年より1年間、『ニュースの森』(TBS系)にてサブキャスターを務める。卒業後はスポーツライター、杉並区立杉並第四小学校教諭を経て、2013年2月には東京都教育委員に就任。主な著書に、教員時代の経験を元にした小説『だいじょうぶ3組』『ありがとう3組』(講談社)のほか、『自分を愛する力』(講談社現代新書)、『プレゼント』(中央法規出版)などがある。

「知識としての英語」が「使える英語」に進化する。それがセブ島留学の最大の魅力です

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私は2015年2月から4週間、SMEAGで英語留学を体験しました。

セブ島留学を知ったのは、私の友人がSMEAGキャピタル校での留学体験をFacebookに投稿したしたことがきっかけでした。英語漬けの環境で、短期間でも一定の効果を実感できるという内容に興味を惹かれ、私の共通の友人でもある渥美さんが経営する学校にお世話になることにしました。

じつは留学を決めたとき、周囲からは「なぜ今さら英語留学?」と、不思議がられました。過去に書籍の英訳を手がけたことがあるため、いい意味で「英語ができる人」と誤解されていたんですね(笑)。もちろん読み書きについてはそれなりに出来るのですが、じつは英会話についてはまったく自信がありませんでした。そのため英会話教室に通ったり、自宅に講師を招いて英語のレッスンを受けるなど努力はしていたのですが、なかなか効果が上がらない。とくにリスニングは、もう何年も英語に触れていない妻の方がまだしっかり聞き取れているような有り様で、それが長年のコンプレックスでした。

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例えば、私は海外を旅するのが好きで、これまで仕事とプライベートを合わせて37ヵ国を訪れたのですが、現地で出会う人々とコミュニケーションするときにどうしても「言葉の壁」を感じてしまうんです。その「もどかしさ」を解消し、より多くの人々と深くコミュニケーションしたいという思いが、今回留学を決めた一つ目の理由です。

二つ目の理由は、大学院への進学です。セブ留学を決める直前、私は政策研究大学院大学への進学を目指し、ちょうど受験を終えたところでした。この大学院は非常にユニークで、半数近い学生が海外からの留学生です。もし合格した際には、やはり英会話ができた方が、より多くの留学生と密に交流する機会を持てる。そう考えて、このタイミングでの留学を決めました。

実際にセブ島へ来てみると、その発展ぶりに非常に驚きました。多くの日本人にとって、セブはリゾート地としてのイメージが強いと思いますが、私の滞在したセブシティはフィリピン第二の都市といわれるだけあって、都市化の進んだ暮らしやすい街でした。公共交通機関が少ないため移動には若干の不便を感じますが、それ以外はおおむね快適に過ごすことができました。

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レッスンについては、先生方が個別のリクエストに非常にフレキシブルに対応してくれたため、学習したい内容にフォーカスすることができました。私が選んだのはビジネスコースで、基本的には会話(スピーキング)を中心に授業が進んでいくのですが、リスニングの強化と日常的な会話表現も重視したい意向を伝えると、その要望に添って先生方が授業をカスタマイズしてくれました。例えば、ビジネスだけでなく日常のシーンを想定したテーマを用意してくれて、そのテーマに基づいて私が自分の経験を話したり、互いにディスカッションする時間を設けてくれるのです。このレッスンにおける柔軟さは、やはりマンツーマンならではだと思います。グループ・レッスンが中心の場合、生徒ひとり一人に合わせて授業を進めていくのは不可能ですから。

もちろん、日本でもマンツーマン・レッスンを受けたことはあります。でも、日本での英語学習とセブ島留学の最大の違いは、いい意味で「強制的である」ということでしょう。日本では自分で学習時間をコントロールできてしまうので、どうしても自分を追い込むところまでいかない。それに、週1回レッスンを受けたところで英語に触れられるのは、24時間×7日=168時間のうち、せいぜい1時間や2時間です。でもセブ島ではほぼ毎日英語漬けですから、否が応でも会話力が鍛えられますし、「英語を勉強しにきている」という目的意識も明確になります。この「逃げ場のなさ」は、英語力を大きく飛躍させるポイントだと思います。

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今回、英語漬けの環境に身を置いてみて、新たな発見もありました。会話における「接続詞」や「副詞」の重要性です。実際の英会話では、受験英語ではそれほど意識しなかった therefore, actually, most likely などの単語がひんぱんに使われるんですね。これは文法中心の勉強をしているだけでは気づきにくいポイントでした。このように留学中は、圧倒的な会話量を通じて、知識として頭の中にストックされる一方だった英語を「実際の会話の中でどう使うか」ということを教えてもらえた気がします。

一方で、使い方を教えてもらうからには、頭の中に最低限の英語の知識が入っていることが望ましいわけで、今は留学前に英単語や文法の復習をもっとしっかりやってくればよかった、と後悔しています。実を言うと、留学するまでは「セブ島に行けば何とかなるんじゃないか」とタカをくくっていた部分があったんです。でも、実際はそんなに甘い話ではありませんでした(笑)。やはり前提となる知識は多ければ多い方がいい。日本でもできる基礎的な勉強は、しっかり身につけてから来る方が効率的だと思いますね。

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今回セブ島での留学を経験してみて、これは日本の英語教育の弱点を補完する存在に成りうると感じました。日本人は大学まで進めば、ほぼ10年間英語を学ぶにもかかわらず、現状はほとんどの人が英語を「使う」ことができません。これは英語教育の失敗であると言ってもいいでしょう。セブ島留学は、そんな私たちに英語を「使う」機会を与えてくれる場です。フィリピン人の先生方は、みなホスピタリティに溢れていて、拙い英語でもしっかり受け止め、根気よく指導してくれます。今後、セブ島留学と日本の英語教育の現場がもっと連携していけば、日本人の語学力の底上げに大きく貢献するのではないかと期待しています。

私自身、さらに会話力に磨きをかけるため、またセブ島に留学したいと思っています。そのときは今回の反省を生かし、しっかり英語の基礎を固めたうえで臨むつもりです。


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